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その指が欲しい

その指が欲しい

江戸小話

むかし、ある男が、

仙人せんにん

(せんにん)になった友人ゆーじん会いあい行きいきました。

色々いろいろな話をして、さて帰ろかえろうとすると仙人せんにん言いいいました。

「どれ。お前おまえ土産みやげをやろう」

仙人せんにんはそう言ういうと、地面じめん落ちおちている豆粒まめつぶぐらいの小石こいしに、

「えいっ!」

と、気合いきあい込めこめて指をさしました。

すると不思議ふしぎな事に、小石こいし仙人せんにんの力で黄金おーごんになったのです。

そのピカピカと光り輝くひかりかがやく黄金おーごん仙人せんにんが男に渡そわたそうとすると、男は首を横に振っふっ言いいいました。

「そんな物は、いらないよ」

それを聞いきい仙人せんにんは、

「ああそうか、もっと大きいのが欲しいのだな」

と、今度こんどはにぎりこぶしほどの石を指さしゆびさして、これも金の塊に変えかえてしまったのです。

「さあ、これでどうだ」

仙人せんにん言ういうと、男はまた首を横に振っふっ言いいいます。

「それも、欲しくないよ」

仙人せんにん困っこまってしまって、男に尋ねたずねました。

「それではお前おまえは、何が欲しいのだ?」

すると男はニッコリ笑っわらって、仙人せんにんの指を指さしゆびさしました。

「どうせなら何でも金にする事が出来るできるお前おまえの指が欲しい」

♪ちゃんちゃん

(おしまい)


仙人
友人
会う
行く
色々
帰る
言う
お前
土産
地面
落ちる
豆粒
小石
気合い
込める
不思議
黄金
光り輝く
渡す
振る
聞く
今度
にぎる
こぶし
指さす
変える
困る
尋ねる
笑う
出来る

: N1

: N2

: N3

: N4

: N5

muksi, kanayomi

「今日は何の日?」

2021613

元:地球くん

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