muksi - story thumb

--:-- / --:--
大声、小声

大声、小声

江戸小話

むかし、あるところに、百姓ひゃくしょー兄弟きょーだいがいました。

弟は良く働くはたらくのですが、ちょっと頭が弱いのが欠点けってんです。

ある日の事、二人で野良のら仕事(のらしごと→田畑たはたてする耕作の仕事)をしていましたが、ちょうどお昼おひるになったので兄が言いいいました。

「先に帰っかえって飯を炊いたいておくから、呼んよんだら帰っかえって来いよ」

「はい、兄さんにーさん

やがて飯が炊けたけたので、兄は外にて弟に言いいいました。

「おーい。飯が出来できたぞー!」

すると弟は、畑から大きな声で返事をしました。

「わかったよ、兄さんにーさん。クワを盗まぬすまれないように、あぜに隠しかくしてから行くいくからー!」

さて、二人で昼飯ひるめし食べたべている時に、兄が弟に言いいいました。

「弟よ。物を隠すかくす時は、人にわからないようにするもんだぞ。お前おまえみたいに大声おーごえ言っいったら、誰かだれか聞いきい盗んぬすんで行くかもしれんぞ。大声おーごえには、気をつけたがいいぞ」

「なるほど、大声おーごえには気をつけるか」

昼飯ひるめし終わっおわって先に弟が畑に帰っかえっ見るみると、何とあぜに隠しかくしてある兄弟きょーだい大切たいせつなクワを誰かが盗もぬすもうとしているところでした。

(大変たいへんだ! すぐに兄さんにーさん知らせしらせないと!)

びっくりした弟はすぐに大声おーごえ出しだして兄を呼ぼよぼうと思いおもいましたが、さっき兄に大声おーごえを注意された事を思い出しおもいだして、慌てあわてて口をふさぎました。

(困っこまったな。早く兄さんにーさん呼ばよばないと、クワが盗まぬすまれてしまう)

そこで弟は急いいそいで家に帰っかえってくると、兄の耳元みみもとに口を寄せよせて小さな小さな声でそっと言いいいました。

兄さんにーさん。クワが盗まぬすまれそうだ」

その後そのご、兄は急いいそいで畑に行きいきましたが、クワはもう盗まぬすまれた後でした。

♪ちゃんちゃん

(おしまい)


百姓
兄弟
働く
欠点
野良
田畑
出る
お昼
言う
帰る
炊く
呼ぶ
兄さん
炊ける
出来る
わかる
盗む
隠す
行く
昼飯
食べる
お前
大声
誰か
聞く
しれる
つける
終わる
見る
大切
大変
知らせる
出す
思う
思い出す
慌てる
ふさぐ
困る
急ぐ
耳元
寄せる
その後

: N1

: N2

: N3

: N4

: N5

muksi, kanayomi

「今日は何の日?」

2021613

元:地球くん

muksi

MUKSI







Check Our Apps

download app on apple storedownload app on google play
© 2020 CopyrightiMuksiAll Rights Reserved.