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お化け地蔵(じぞう)

お化け地蔵(じぞう)

日本の民話

むかしむかし、こんぴら橋という橋があって、そのたもとに

地蔵じぞー(じぞう)さん

がたっていました。

このお地蔵じぞーさんは、昼間ひるま普通ふつーのお地蔵じぞーさんですが、夜になると『のびあがり』という化け物ばけものになって、ムクムクと背が伸びのびて、ヒョロヒョロと首が伸びのびて、ビロローンと長い舌を出すだすのです。

ですから村人むらびとたちは怖がっこわがって、誰もこの橋を通ろとーろうとしませんでした。

ある人がこの話を聞いきいて、友だちともだちの又平(またべえ)に言いいいました。

「のびあがりのお地蔵じぞーさんの前に赤いくいを打ち込んうちこんできたら、金をやるぞ」

本当ほんとーか? よしよし、そのくらいわけもない」

又平はさっそく赤いくいとつち(→物をうつ道具どーぐ)を持っもっ出かけでかけましたが、近づくちかずくにつれてだんだん怖くなってしまい、全身ぜんしんがガタガタと震えふるえています。

それでもなんとかお地蔵じぞーさんの前まで行くいくと、又平はお地蔵じぞーさんをないように目をつぶってくいを打ち込みうちこみました。

「さあ、終わっおわったぞ。はやく帰るかえるとしよう。ぐずぐずしていると、お地蔵じぞーさんが『のびあがり』に化けばけてしまうからな」

又平はクルリと向きむき変えるかえると、あわてて逃げよにげようとしました。

ところがお地蔵じぞーさんが又平の着物きもの引っぱっひっぱって、放しはなしてくれないのです。

「うひゃー、助けたすけてくれー!」

又平は、ありったけの声でさけびました。

それを聞きつけききつけ人々ひとびとが、

ちょうちん

を手にかけつけました。

「どうした? 何があったんじゃ?」

「こ、このお地蔵じぞーさんが、この『のびあがり』が、わしの着物きものをつかんで放しはなしてくれんのじゃ!」

「なんだって!」

かけつけた人々ひとびとはビックリしましたが、又平の着物きもの引っぱっひっぱっているものをて大笑いです。

なんと又平は、自分じぶん着物きもののすそに赤いくいを打ち込んうちこんで、もがいていたのでした。

おしまい


たもと
地蔵
昼間
普通
のびあがる
化け物
伸びる
ヒョロヒョロ
ビロローン
出す
村人
怖がる
通る
聞く
友だち
言う
打ち込む
本当
道具
持つ
出かける
近づく
全身
ガタガタ
震える
行く
見る
つぶる
終わる
帰る
化ける
クルリ
向き
変える
あわてる
逃げる
着物
引っぱる
放す
助ける
ありったけ
さけぶ
聞きつける
人々
ちょう
かけつける
つかむ
自分
もがく

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: N2

: N3

: N4

: N5

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「今日は何の日?」

2021613

元:地球くん

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