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大蛇になった娘

大蛇になった娘

百物語

むかしむかし、上野うえのの村に、七つななつになっても歩けあるけない娘がいました。

ある日の事、その娘が母親ははおやに、

「花ダンゴが、食べたべたい」

と、ねだりました。

そこで母親ははおやが娘に花ダンゴを与えるあたえると、不思議ふしぎな事に花ダンゴを食べたべたとたん娘は歩けるあるける様になって、家から半里(はんり→約2キロ)も離れはなれた湖へ水くみに出かけでかけたのです。

心配した母親ははおやがあとをつけると、娘は服を脱いぬいで湖に入りはいり、体をくねくねとくねらせて蛇の様に泳ぎおよぎだしました。

そしてその姿を母親ははおやられた事を知っしった娘は、

正体しょーたいられては、もう家へは帰れかえれない」

と、言っいって、湖の中へ潜っもぐってしまいました。

そしてすぐに湖から目玉めだまが鏡の様にピカピカと光るひかる大蛇おろち現れあらわれて、びっくりして逃げよにげようとする母親ははおや言いいいました。

お母さんおかーさん、わたしです。

そんなに、怖がらこわがらないでください。

わたしは大蛇おろちになったけれど、来年らいねん今日きょーには必ず親孝行にまいります」

しかし、大蛇おろちの姿に驚いおどろい母親ははおやは、

「ああ、娘よ。そんな姿では、お前おまえはもう娘ではない。二度と帰らかえらんでもいい」

と、叫んさけんで、家へ逃げ帰っにげかえったのです。

それから一年後の、娘の帰っかえって来ると言っいった日。

母親ははおやは恐ろしさのあまり家中かちゅーの戸を締め切っしめきっ部屋へや閉じこもりとじこもり、ガタガタと震えふるえていました。

すると、

お母さんおかーさんお母さんおかーさん

と、外から娘の声が聞こえきこえて来たのです。

お母さんおかーさん入りはいりますよ」

でも、家の戸がかたく閉まっしまっている為、家に入れいれない娘は外で泣きなきながら言いいいました。

お母さんおかーさん、どうか戸を開けあけてください」

しかし母親ははおやは戸をしっかりと押さえおさえて、大声おーごえ叫びさけびました。

「娘よ、大蛇おろちになったお前おまえに、戸を開けるあける事は出来できない。

悪いが、もう帰っかえっとくれ!

もう二度と、姿を見せみせないでおくれ!」

すると大蛇おろちの娘は泣きなきながら、

「わかりました。

お母さんおかーさんがそう望むのぞむなら、もう二度と姿を見せみせません。

・・・今まで育てそだてていただき、ありがとうございました」

と、さびしそうに言ういうと、二度と姿を現さあらわさなかったそうです。

おしまい


上野
七つ
歩ける
母親
ダンゴ
食べる
ねだる
与える
不思議
離れる
出かける
つける
脱ぐ
入る
くねる
泳ぐ
見る
知る
正体
帰れる
言う
潜る
目玉
光る
大蛇
現れる
逃げる
お母さん
怖がる
来年
今日
まいる
驚く
お前
帰る
叫ぶ
逃げ帰る
あまり
家中
締め切る
部屋
閉じこもる
ガタガタ
震える
聞こえる
閉まる
入れる
泣く
開ける
押さえる
大声
出来る
くれる
見せる
おくる
わかる
望む
育てる
現す

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muksi, kanayomi

「今日は何の日?」

2021613

元:地球くん

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