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死に神の恋人

死に神の恋人

世界の昔話

むかしむかし、あるところに、女の人が一人で暮らしくらしていました。

ある晩の事、誰かだれかが女の人の家の戸を叩きはたきました。

「はーい、どなたですか?」

「わたしは、旅の者です。遠い道を歩いあるいてきて、へとへとに疲れつかれています。どうか一晩、わたしを泊めとめていただけませんか?」

女の人が戸を開けるあけると、そこには信じしんじられないほど美しい男の人が立ったっていました。

「はい。こんな所でよかったら、どうぞお入りはいりください。

残り物のこりものですが、食事の用意をしますね」

女の人は久しぶりひさしぶりお客おきゃくさんに、とてもうれしくなりました。

「ありがとうございます。これでやっと、休むやすむことが出来できます。このところ仕事がいそがしくて、休むやすむのは千年ぶりです」

「まあ、千年ぶりだなんて、面白い人」

次の日、旅人たびびとが女の人に言いいいました。

「どうやら、もうしばらくは仕事を休めやすめそうです。すみませんが、今日きょー泊めとめてもらえませんか?」

「ええ、喜んよろこんで」

女の人は旅人たびびと好きすきになっていたので、うれしそうに言いいいました。

それからも旅人たびびとは、しばらく仕事を休んやすんで女の人の家に泊めとめてもらいました。

旅人たびびとも女の人が好きすきになり、二人はとても幸せしあわせ日々ひび過ごしすごしました。

そんなある晩、女の人は夢でうなされて目を覚ましさましました。

旅人たびびとは、女の人に優しく言いいいました。

大丈夫だいじょーぶですか? とてもうなされていましたが」

「ええ、とっても恐ろしい夢をたの。本当に、夢で良かったわ」

「それは、どんな夢ですか?」

「はい、あり得ないことだけど、夢の中のあなたはとても冷たくて、青白い顔をしていましたわ。そしてあなたが角笛つのぶえ吹くふくと、大勢たいせい死人しにんがあなたの後ろうしろついて行くついていくの」

「!!!」

それを聞いきい旅人たびびとは、びっくりした顔で立ち上がりたちあがりました。

そして、かなしそうに言いいいました。

残念ざんねんですが、あなたとはもうお別れわかれです。早く仕事に戻らもどらないと、この世このよ死人しにんであふれてしまいます」

「えっ? それはどういう事? あなたのお仕事は、一体なんなの?」

「それは、言えいえません。それを知れしれば、あなたは死んしんでしまいます。わたしは、好きすきなあなたに死んしんで欲しくありません。・・・では、さようなら」

待っまってください! あなたがいなくなるのなら、わたしは死んしんだも同じです。お願いですから、あなたが何者なにものなのか教えおしえてください」

「しかし・・・」

「お願いします。このままあなたと別れるわかれるのは、死ぬしぬよりもつらいです」

女の人は、そう言っいって涙を流しながしました。

「・・・わかりました。そこまで言ういうのなら、教えおしえてあげましょう。

わたしの仕事は、死人しにんあの世あのよ送るおくることです。

わたしは、死神しにがみです」

「ああっ」

女の人は驚きおどろきの声を上げるあげると、その場に倒れたおれ死んしんでしまいました。

おしまい


暮らす
誰か
叩く
どなた
歩く
へとへと
疲れる
泊める
開ける
信じる
立つ
入る
残り物
久しぶり
お客
休む
出来る
旅人
言う
休める
今日
喜ぶ
好き
幸せ
日々
過ごす
うなされる
覚ます
大丈夫
見る
あなた
角笛
吹く
大勢
死人
後ろ
ついて行く
聞く
立ち上がる
残念
別れ
戻る
この世
あふれる
言える
知る
死ぬ
待つ
何者
教える
別れる
流す
わかる
あの世
送る
死神
驚き
上げる
倒れる

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: N4

: N5

muksi, kanayomi

「今日は何の日?」

2021624

元:地球くん

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