muksi - story thumb

--:-- / --:--
勇気ある男

勇気ある男

世界の昔話

むかしむかし、ある大きな森のはずれに小さな村がありました。

この村では小麦こむぎ取り入れとりいれ終わるおわると、森の向こうむこーの町まで出かけでかけ小麦こむぎを粉にひいてもらいます。

ですがこの森には恐ろしいヒョウが住んすんでいる為、これまでに何人もの村人むらびとがヒョウに食べたべられていたのでした。

ある年の事、十二人の男たちがそれぞれに小麦こむぎ入っはいった袋をかついで、森の向こうむこーの町へ出かけでかけました。

十二人の男たちはヒョウに襲わおそわれない様に気をつけながら町へ行きいき小麦こむぎを粉にしてもらいました。

そして十二人の男たちはヒョウに注意しながら、粉になった小麦こむぎの袋をかついで村へ戻っもどっていきました。

無事ぶじに森をくぐり抜けくぐりぬけた時、先頭せんとーの男が言いいいました。

「やれやれ、無事ぶじに森を抜けぬけたぞ。ここまで来れくれば、もう大丈夫だいじょーぶだ。よし、十二人ちゃんといるか数えかぞえてみよう。一人、二人、三人、四人、五人、六人、七人、八人、九人、十人、十一人」

先頭せんとーの男が一人一人数えかぞえてみると、なんと十一人しかいません。

「しまった! 一人足りたりないぞ」

「まさか、そんなはずはない」

別の男も数えかぞえてみましたが、やっぱり十一人しかいません。

なぜかと言ういうと、実は二人とも自分じぶん数えるかぞえるのを忘れわすれていたのです。

これではいくら数えかぞえても、一人足りたりないはずです。

ですが誰も、その事に気付ききずきません。

「どうしよう? きっと誰か道に迷っまよって、ヒョウに食わくわれてしまったんだ」

三番目の男が、言いいいました。

「だから、ちゃんとみんな一緒に行こいこうと言っいったのに」

四番目の男が、言いいいました。

「そうだよ。追いつくおいつくまで、待っまってあげればよかったのに」

五番目の男が、言いいいました。

「それにしても、おそろしく大きなヒョウだったよ」

六番目の男が、前に一度だけたヒョウの事を思い出しおもいだし言いいいました。

「そうさ。それに、すごいキバを持っもっていたな」

七番目の男が、言いいいました。

「でも、あいつはすごいなあ。武器ぶき持たもたないで、ヒョウと闘ったたかったんだから」

八番目の男が、言いいいました。

本当ほんとーだ。たった一人で立ち向かったちむかっていったんだから、村一番の勇気ゆーきある男だよ」

九番目の男が、言いいいました。

「でも、いくら勇気ゆーきのある男でも、ヒョウに食わくわれてしまってはどうにもならないよ」

十番目の男が、言いいいました。

「そうだな。しかしそれを奥さんおくさん伝えるつたえるのは、つらいなあ」

十一番目の男が、言いいいました。

「本当に。あいつは勇気ゆーきがあって、それに親切しんせつな男だったよ」

十二番目の男が、しみじみと言いいいました。

そして十二人の男たちは村に帰るかえると、涙を流しながしながら消えきえ仲間なかまの事を話しはなしました。

村人むらびとたちはびっくりして、村は大騒ぎになりました。

するとその時、一人の女の子おんなのこ言いいいました。

「あら。でも小麦粉こむぎこの袋は、ちゃんと十二個あるわよ」

すると村長そんちょーさんが、

「では、わしが人数にんずー数えかぞえてやろう」

と、十二人の男たちを一列に並べるならべると、一人一人指をさして数えかぞえました。

「一人、二人、三人、四人、五人、六人、七人、八人、九人、十人、十一人、十二人。おおっ! いなくなった男が戻っもどってきたぞ!」

それを聞いきいて、みんなは口々くちぐち言いいいました。

「すごい! 一人でヒョウをやっつけてくるとは」

「そんな勇気ゆーきのある男が、この村にいたのか」

「ヒョウをやっつけるなんて、村のほこりだ。お祝いをしよう」

こうして村人むらびとたちはさっそくお祝いをして、この勇気ゆーきある男の話しはなしをいつまでも語りかたり伝えつたえたという事です。

おしまい


はずれ
小麦
取り入れ
終わる
向こう
出かける
ヒョウ
住む
村人
食べる
それぞれ
入る
かつぐ
襲う
つける
行く
戻る
無事
くぐり抜ける
先頭
言う
抜ける
来る
大丈夫
いるか
数える
しまう
足りる
自分
忘れる
気付く
迷う
食う
みんな
追いつく
待つ
見る
思い出す
持つ
あいつ
武器
闘う
本当
立ち向かう
勇気
奥さん
伝える
親切
帰る
流す
消える
仲間
話す
女の子
小麦粉
村長
人数
並べる
おおう
聞く
口々
やっつける
ほこり
語る

: N1

: N2

: N3

: N4

: N5

muksi, kanayomi

「今日は何の日?」

2021613

元:地球くん

muksi

MUKSI







Check Our Apps

download app on apple storedownload app on google play
© 2020 CopyrightiMuksiAll Rights Reserved.