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やかん

やかん

江戸小話

むかし、ある浜辺はまべに、やかんが打ち上げうちあげられていました。

これを見つけみつけた男が、

「何だこれは? ずいぶんと変わっかわった形だが」

と、やかんを持っもっ考えかんがえていると、そこへ大勢たいせい村人むらびと集まっあつまって来ました。

やって来やってき村人むらびとたちも、これが何だかわかりません。

「それは、何だ?」

「いや、それがわからぬ」

「おかしな物だな」

「何に使うつかうのだろう?」

みんなで考えかんがえていると、普段ふだんから物知りものしりを自慢にしている男がやって来やってき言いいいました。

「何だ、これだけ集まっあつまって、誰もそれを知らしらねえのか? それはな、かぶとだ」

「そうか、かぶとか。しかしかぶとにしては、口がついているぞ。おかしいじゃないか」

誰かが文句もんく言ういうと、物知りものしり男が言いいいました。

「それくらいも分からわからんのか?

いいか、これをかぶると耳がふさがるだろう。

その時、この口を耳に持っもって行けば、音が聞こえるきこえるのさ」

「なるほど。しかしそれなら、右と左の両方りょーほーについていそうだが」

「それはだな。何もない方は寝ころぶねころぶためだ。両方りょーほーに口があったらにくいだろう」

♪ちゃんちゃん

(おしまい)


浜辺
やかん
打ち上げる
見つける
変わる
持つ
考える
大勢
村人
集まる
やって来る
わかる
使う
みんな
普段
物知り
言う
知る
文句
分かる
かぶる
ふさがる
聞こえる
両方
寝ころぶ
寝る

: N1

: N2

: N3

: N4

: N5

muksi, kanayomi

「今日は何の日?」

20211028

元:地球くん

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