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ガチョウ番の少女

ガチョウ番の少女

世界の昔話

むかしむかし、あるところに、年おいたおきさきとお姫さまおひめさま住んすんでいました。

お姫さまおひめさまが、ある国へお嫁に行くいく日がやってきました。

おきさきはたくさんの嫁入りよめいり道具どーぐ持たもたせると、お姫さまおひめさま侍女じじょ(じじょ)もウマに乗せのせ送り出しおくりだしました。

その時おきさきは、自分じぶんの血を三滴(てき)たらした白い布をお姫さまおひめさま渡しわたし

「きっと、何かの役に立つやくにたつでしょう」

と、言いいいました。

移動の途中とちゅーお姫さまおひめさまはのどがかわいて侍女じじょ頼みたのみました。

「あの、のどがかわいたので、川の水をくんできてくれませんか?」

すると侍女じじょは、

「ふん! えらそうに。自分じぶんでくんできなさいよ!」

と、言っいって、お姫さまおひめさま言ういうことを聞いきいてくれません。

お姫さまおひめさまがなげいていると、おきさきにもらった三滴の血が言いいいました。

「これをおきさきさまが知っしったら、心臓しんぞーがはれつなさいますよ。さあ、もう一度侍女じじょに命令するのです」

「でも・・・」

おとなしいお姫さまおひめさまは、何も言えいえませんでした。

しばらくすると、侍女じじょお姫さまおひめさま言いいいました。

「あんた、あたしとウマを取り替えとりかえなさい! いいウマに乗るのるのは、あたしよ。それから服も、取り替えるとりかえるのよ!」

「でも・・・」

「はやくしなさい!」

お姫さまおひめさま仕方しかたなくウマと服を取り替えるとりかえると、侍女じじょのウマに乗っのったままで結婚相手あいて王子おーじ待つまつ城へと到着しました。

お姫さまおひめさまのウマに乗っのっ侍女じじょは、王さまおーさまの前に進み出るすすみでる言いいいました。

「こんにちは、王さまおーさま。わたしが、王子おーじさまの結婚相手あいての姫です。そしてあれは、わたしの侍女じじょです。役立たやくだたずですが、こき使っこきつかってやってください」

侍女じじょ言葉ことばに、お姫さまおひめさまはビックリ。

「あ、あの。わたしは・・・」

お姫さまおひめさま本当ほんとーの事を言おいおうとすると、お姫さまおひめさま化けばけ侍女じじょが怖い顔でにらみました。

「はやく下がりさがりなさい! クズクズすると、ムチを打つうつわよ!」

「・・・・・・」

こうしてこの日から、お姫さまおひめさま

ガチョウ

の世話をするガチョウ番になってしまったのです。

さて、お姫さまおひめさま化けばけ侍女じじょはすっかりお姫さまおひめさま気取りきどりで、結婚相手あいて王子おーじ頼みたのみました。

「わたしの連れつれて来たウマを、殺しころしてくださいな」

侍女じじょ自分じぶん秘密ひみつ知っしっているウマが、いつ本当ほんとーの事を告げつげてしまうかと心配でならなかったのです。

こうして、お姫さまおひめさまのウマは殺さころされました。

ガチョウ番になったお姫さまおひめさまは、この話を聞くきくと大変悲しみかなしみ、ウマの皮をはぐ職人しょくにん頼んたのんで馬の首をもらうと門の壁にかざりました。

それからガチョウ番のお姫さまおひめさまは、ガチョウの世話をするたびに、そのウマの首に話しかけはなしかけたのです。

その事を知っしったまわりの人たちは、気持ちきもち悪がってこの話を王さまおーさまに報告しました。

「そのガチョウ番ときたら、ウマの首と会話してるのです。しかもウマの首も、それに返事をするのですよ」

「そうか。もしかするとそのガチョウ番は、

魔女まじょ

(まじょ)かもしれない。よし、確かめたしかめてみよう」

王さまおーさまはこっそりガチョウ番のお姫さまおひめさまのとろこへ行くいくと、隠れかくれながら娘とウマの会話を聞きききました。

(何と、あの姫は実はにせ者で、この娘が本当ほんとーの姫だったのか)

真実しんじつ知っしっ王さまおーさまはガチョウ番の娘をよぶと、彼女かのじょ王女おーじょ衣装いしょー(いしょう)を着せきせてみました。

すると、あの侍女じじょとは比べ物くらべものにならないほどの美しさです。

王さまおーさま王子おーじをよんで、こっちが本物ほんものお姫さまおひめさまだと告げつげました。

「やはりそうでしたか。今すぐにせ者を捕まえつかまえて、死刑しけいにしましょう」

さっそく剣をぬく王子おーじに、王さまおーさま言いいいました。

待てまて自分じぶんがした罰は、自分じぶん決めきめさせるとしよう」

その日の夜、王子おーじはにせ者のお姫さまおひめさまにたずねました。

「実は、自分じぶん主人しゅじんをだまして、その主人しゅじん相手あいてと結婚しようとする女がいるのだが、姫はその女を、どうするべきだと思うおもう?」

まさか自分じぶんの事とは思っおもっていないにせ者のお姫さまおひめさまは、

「そんなとんでもない女は、すぐに死刑しけいにするべきでしょう」

と、答えこたえたのです。

「そうか、ではそうしよう」

にせ者のお姫さまおひめさまは、すぐに死刑しけいになりました。

そして本物ほんものお姫さまおひめさま王子おーじさまと結婚して、いつまでも幸せしあわせ暮らしくらしたのです。

おしまい


お姫さま
住む
行く
やってくる
おきる
たくさん
嫁入り
道具
持つ
侍女
乗せる
送り出す
自分
たらす
渡す
役に立つ
言う
途中
かわく
頼む
聞く
なげく
もらう
知る
心臓
はれる
なさる
言える
あんた
あたし
取り替える
乗る
仕方
相手
王子
待つ
王さま
進み出る
役立つ
こき使う
言葉
本当
化ける
にらむ
下がる
打つ
ガチョウ
気取り
連れる
殺す
秘密
告げる
悲しむ
職人
かざる
話しかける
まわり
気持ち
魔女
しれる
確かめる
隠れる
にせる
真実
彼女
王女
衣装
いする
着せる
比べ物
こっち
本物
捕まえる
死刑
決める
たずねる
主人
だます
思う
とんでも
答える
幸せ
暮らす

: N1

: N2

: N3

: N4

: N5

muksi, kanayomi

「今日は何の日?」

20211028

元:地球くん

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