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のぎよけ大師

のぎよけ大師

日本の民話

むかしむかし、ある浜辺はまべに、関五左衛門さえもん(せきござえもん)という、貧乏びんぼーな男が住んすんでいました。

その五左衛門さえもんの家に、旅の途中とちゅーのお坊さんぼーさんがやってきたのです。

「すみませんが、今夜こんや一晩、あなたの家に泊めとめてくださいませんか?」

すると五左衛門さえもんは、ニッコリ笑いわらい

「これはこれは、お坊さま。貧乏びんぼーで大したもてなしも出来できませんが、どうぞお泊まりとまりください」

と、こころよくお坊さんぼーさんを家の中に入れるいれると、自分じぶん食べるたべるはずのご飯ごはんでお坊さんぼーさんをもてなしました。

さて、それから数日後の事です。

晩ごはんを食べたべていた五左衛門さえもん息子むすこが、魚の骨をのどに刺しさし苦しみくるしみ出したのです。

「しっかりしろ、大丈夫だいじょーぶか?!」

左衛門さえもん息子むすこののどをてみても、骨はどこにも見あたりみあたりません。

しかし息子むすこは苦しさのあまり、ぐったりしてしまいました。

「どうすれば、どうすればいいのだ?!」

左衛門さえもんがおろおろしているところへ、この前のお坊さんぼーさんが突然現れあらわれました。

「何やら良くない気配けはい感じかんじ戻っもどってきたが、息子むすこさんがのどに骨を刺しさしているのか。

よしよし、わたしがおまじないをしてあげよう。

すまないが、水をくんで来てくださらんか」

「はっ、はい」

左衛門さえもん言わいわれた通りとーり手おけておけに水を入れいれてくると、お坊さんぼーさん持っもっていたおわんに水をそそいで、その上に、はしを十文字じゅーもんじ置いおいたのです。

そしてお経の様なものを唱えとなえながら、息子むすこの口へそのはしの間から水を注いそそい飲まのませました。

すると不思議ふしぎな事に、ぐったりしていた息子むすこが『ごほん』とせきをして、のどに刺さっささっていた大きな骨がポロリとてきたのです。

のどに刺さっささっていた骨が取れとれ息子むすこは、すぐに元気げんきになりました。

「ありがとうございます。本当に、ありがとうございます」

何度も何度もお礼を言ういう左衛門さえもんに、お坊さんぼーさんはにっこり微笑んほほえん言いいいました。

「五左衛門さえもんさん。こちらこそいつかのご親切しんせつを、まことにありがたく思っおもっています。

そのお礼に、この木像もくぞーと、のぎよけのおまじないを教えおしえましょう」

そう言っいってお坊さんぼーさんは五左衛門さえもん木像もくぞー渡しわたし、のぎよけのおまじないを詳しく教えおしえてくれました。

そしてお坊さんぼーさんはみんながている前で川の飛び石とびいし飛び乗りとびのり、そのまま煙のように姿を消しけしたのです。

「あのお坊さまは、きっと弘法大師こーぼーだいしさまじゃ」

心を打たうたれた五左衛門さえもんさんは、この村に大師堂だいしどー建てるたてると、もらった木像もくぞーをおまつりしました。

そして、のどに小骨こぼね刺さっささった人や目にのぎ(→イネ科の植物しょくぶつの花にある針のような突起)が入っはいった人がいると、五左衛門さえもんはこのお堂で教えおしえてもらったのぎよけのおまじないをしてやり、多くおーくの人を助けたすけたそうです。

やがて村人むらびとたちは、弘法大師こーぼーだいしのことを『のぎよけ大師だいし』と呼ぶよぶようになりました。

そして弘法大師こーぼーだいしが足をかけて姿を消しけした石が『大師だいしふみどめの石』として、今でもお堂の中に残っのこっているそうです。

おしまい


浜辺
左衛門
ざえもん
貧乏
住む
途中
坊さん
やってくる
今夜
あなた
泊める
笑う
もてなし
出来る
泊まる
入れる
自分
食べる
ご飯
もてなす
ごはん
息子
刺す
苦しむ
大丈夫
見る
見あたる
現れる
気配
感じる
戻る
おまじない
くださる
言う
通り
手おけ
持つ
おわん
そそぐ
十文字
置く
唱える
注ぐ
飲む
不思議
刺さる
出る
取れる
元気
微笑む
こちら
いつか
親切
思う
木像
教える
渡す
みんな
飛び石
飛び乗る
消す
弘法大師
打つ
大師堂
建てる
もらう
まつり
小骨
植物
入る
多く
助ける
村人
ぎよけ
大師
呼ぶ
かける
残る

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「今日は何の日?」

2021613

元:地球くん

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