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ちょうずをまわせ

ちょうずをまわせ

江戸小話

むかし、山奥やまおくの村に、お代官だいかんがやってきました。

「ささあ、どうぞこちらへ」

庄屋しょーやさんはお代官だいかん屋敷やしきへ案内して、ごちそうをしました。

すると、お代官だいかんが、

「かわや(→便所べんじょ)へ行くいく。ちょうずをまわせ」

と、言っいったのです。

「はあ、かわやはこちらですが」

庄屋しょーやさんは、お代官だいかんをかわやに案内したものの、『ちょうず』というのが何の事かさっぱりわかりません。

そこで物知りものしり和尚おしょーさんの所に急ぎいそぎ使いつかい出しだして、『ちょうず』という言葉ことばの意味を聞いきいてこさせました。

しばらくすると、使いつかいの者が帰っかえってきて、

「わかりました。『ちょうず』とは、長い頭の事だそうです」

と、答えこたえました。

「よし、では村で一番いちばん長い頭をした者を、ここに連れつれて来るんだ」

さて、お代官だいかんがかわやから出るでると、庄屋しょーやさんが長い頭の男を座らすわらせて、その頭を両手りょーてで力いっぱい回そまわそうとしています。

「・・・? これ、何をしておる?」

「はい、ちょうずを回そまわそうとしておるのですが、これがなかなか回りまわりません。うんこらしょ」

「この村の者は、よくよく物を知らしらんのだな。『ちょうず』とは、手を洗うあらう水の事じゃ。はよう持っもってまいれ」

代官だいかんは、あきれ果てあきれはてたそうです。

♪ちゃんちゃん

(おしまい)


山奥
代官
やってくる
こちら
庄屋
屋敷
便所
行く
ちょうずる
まわす
言う
わかる
物知り
和尚
急ぎ
使い
出す
言葉
聞く
帰る
答える
一番
連れる
出る
座る
両手
回す
回る
知る
洗う
持つ
あきれ果てる

: N1

: N2

: N3

: N4

: N5

muksi, kanayomi

「今日は何の日?」

2021613

元:地球くん

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