muksi - story thumb

--:-- / --:--
三吉さま

三吉さま

日本の民話

むかしむかし、あるところに、子どもこどもがいないおじいさんとおばあさんがいました。

明神みょーじんさま、お願いします。わしらはもう年ですが、どうか、子どもこども授けさずけてください」

二人が明神みょーじんさまにお願いしていると、

おぎゃー

と、 どこからか赤ん坊あかんぼー泣き声なきごえがしたのです。

「おや?」

二人が声の主を探しさがしてみると、なんと元気げんきのいい男の赤ん坊あかんぼーが、道ばたみちばた捨てすてられていたのです。

「これはきっと、明神みょーじんさまが願いねがいをかなえてくれたに違いちがいない」

そう考えかんがえた二人は、赤ん坊あかんぼー三吉みよし(さんきち)と名づけなずけ大事だいじ育てそだてました。

三吉みよしはとても頭のいい子どもこどもで、ちょっと教えおしえただけで、読み書きもそろばんも出来るできるようになりました。

おまけに大変たいへん力持ちちからもちで、たった一人で田んぼたんぼの稲を刈り取っかりとって、家ほどもある大きな束にすると、

「えいっ!」

と、背中せなかにかついで持っもっ帰るかえるのです。

おまけに心優しく子どもこども好きなので、三吉みよし年頃としごろになると、三吉みよしのお嫁さんよめさんになりたいという女の子おんなのこが村にはたくさんいました。

でも、三吉みよしは、

「おら、誰とも結婚なんかしねえぞ」

と、言ういうのです。

やがて三吉みよしが十八才になると、三吉みよしはおじいさんとおばあさんにこう言いいいました。

「じいさま、ばあさま、今日きょーまで育てそだててくれてありがとう。本当に感謝している。だけど、おらは明神みょーじんさまとの約束で、十八になったら神さまかみさまにならねえといけねえんだ。だから、今日きょーでみんなともお別れわかれだ」

おじいさんもおばあさんもびっくりしましたが、けれど三吉は明神みょーじんさまから頂いいただい子どもこどもです。

しかも、これから神さまかみさまになるというのですから、引き止めるひきとめるわけにはいきません。

そこで二人は涙をこらえながらも、三吉みよし旅立つたびだつのを見送るみおくることにしました。

さて、それから数ヶ月後、村に大雨おーあめ降っふって、村人むらびとたちが大切たいせつにしている橋が壊れこわれてしまいました。

「どうしよう。これでは仕事に行けいけねえぞ」

「だども、直そうにも簡単かんたんには・・・」

みんなが困っこまっていると、ふらりと三吉みよし現れあらわれて、

「よし。おらが橋をかけてやるだ」

と、持ち前もちまえの力で、あっという間に橋を直しなおしてくれたのです。

それからも三吉みよしは時々姿を現すあらわすと、村の子どもこどもたちと遊んあそんでやったりしたそうです。

でも、三吉みよし神さまかみさまになったためか、村をてから何年もたっていないのに、ひげが真っ白まっしろのおじいさんになっていたということです。

おしまい


子ども
おじいさん
おばあさん
明神
授ける
赤ん坊
泣き声
探す
元気
道ばた
捨てる
願い
かなえる
違い
考える
三吉
名づける
大事
育てる
教える
出来る
大変
力持ち
田んぼ
刈り取る
背中
かつぐ
持つ
帰る
年頃
嫁さん
女の子
たくさん
言う
今日
神さま
いける
みんな
別れ
頂く
引き止める
こらえる
旅立つ
見送る
大雨
降る
村人
大切
壊れる
行ける
簡単
困る
現れる
かける
持ち前
直す
現す
遊ぶ
出る
真っ白

: N1

: N2

: N3

: N4

: N5

muksi, kanayomi

「今日は何の日?」

2021613

元:地球くん

muksi

MUKSI







Check Our Apps

download app on apple storedownload app on google play
© 2020 CopyrightiMuksiAll Rights Reserved.